Jupyter notebookやJupyterLabでPythonを書くとき、結果を都度アプトプットを表示させながらコーディングを進めているかと思います。
このとき、よく使うのがprint()ですが、時々display()やpprint()を使って表示させるケースも見受けられます。
一体、print()と何が違うのでしょうか?
display()はdataframe形式の表のレイアウトを崩さないのがメリット
display()はdataframe形式の表のレイアウトを保持してくれます。
例えば、次のようなDataframeがあったとします。

このdfをprintで表示するとこのようになります。

dataframe特有のレイアウトがなくなり、数字と文字だけになってしまいます。
ところが、display()を使うと、このdataframe特有のレイアウトを保持してくれます。

pprint()は自動で綺麗に改行してくれたりする
pprint()はリストや辞書の配列表示をきれいな見栄えにしてくれます。
例えば、次のようなリストがあったとします。
このdfをprintで表示するとこのようになります。
[‘chemoinfomatics’, ‘materialsinfomatics’, ‘processinfomatics’, ‘catalystinfomatics’]
ところが、display()を使うと、このdataframe特有のレイアウトを保持してくれます。
[‘chemoinfomatics’,
‘materialsinfomatics’,
‘processinfomatics’,
‘catalystinfomatics’]
pprintを使う場合は、予めpprintをインポートする必要があります。
ちなみに、pprintの頭文字のpは「pretty」のpです。