Pythonでデータ分析をするとき、複数のグラフを並べて表示することがよくあります。
Kaggleのkernelsを見ても、多くの人が複数のグラフを並べて考察をしています。
ここではグラフの並べ方を説明します。大きく、2通りの書き方があります。
方法1:plt.figure()とplt.subplot()のセット
まずは、グラフを配置するエリアを確保する:plt.figure()
まずは、グラフを配置するエリアを確保します。plt.figure()を使えばOKです。
<Figure size 432×288 with 0 Axes>
figsize=()で、エリアの広さを指定します。デフォルトがfigsize=(6, 4)ですので、何も書かない場合は(6, 4)のエリアになります。
次に、エリアの中にグラフスペースを作る
次に、エリアの中にグラフスペースを作ります。plt.subplot()を使えばOKです。

plt.subplot(1, 1, 1)で、エリア中にグラフスペースを1×1個置き、そのうちの1番目(左上)のグラフスペースを指定している状態になります。
その後、plt.plot()のようにグラフ描画のコードを描けばOKです。
plt.subplot(1, 1, 1)ですと、グラフスペースが1個だけです。1個だけでいいなら、次のような書き方でもOKです。
グラフを2つ以上並べる場合
グラフを2つ並べる場合は、このように書きます。

エリア中にグラフエリアを1×2個置き、左上から数えて1番目のところがplt.sublot(1, 2, 1)、左上から数えて2番目のところがplt.subplot(1, 2, 2)になります。
方法2:fig, ax = plt.subplots()
この書き方もよく見かけます。
まず最初にfig, ax = plt.subplots()と書き、行方向、列方向にグラフを何個ずつ配置するのか、サイズはどうするかをカッコ内に記入します。
その後、plt.subplots_adjust()で幅方向、高さ方向のグラフ間距離を定めます。これを書かないと窮屈な感じになるので、設定した方がいいです。
そして、ax[行方向、列方向]としてグラフエリアを指定しつつ、どんなプロットにするか、タイトルはどうするか等を紐づけていきます。

注意点!横一線、または縦一線の並べ方のとき!
fig, ax = plt.subplots(1, 2)やfig, ax = plt.subplots(2, 1)のように、どちらかが1の時は要注意です。
ax[]の角カッコ内の数字は1つだけになります!2つ書いてしまうとエラーとなります。

