私は断捨離とかミニマリストの考えに共感するのですが、特にそう感じるのが、部屋に散らかる子どものおもちゃを片付けるときです。
モノが多すぎるとそれだけでストレスだということは、以前から身をもって知っていました。
仕事場のデスクの3S(整理、整頓、清掃)は常に心掛けていますし、パソコンの中のファイルやメールソフト内のメールはきれいに整理しています。
日々のタスクもちゃんとスケジュールに書いて管理しています。

家庭の3Sはおもちゃから
一方、家庭のことについてはあまり3Sを実行できていませんでした。なぜなら、モノを捨てる時には妻や子どもの了解を得ないといけないからです。
モノ一つ一つに対して了解を得るというのは、簡単なようでかなり面倒くさいです。妻や子どもにとってもたくさんの決断をしてもらうことになるため、それなりに精神的な負荷がかかります。
そうなると、なかなか3Sが進まないわけです。
毎日、夕食の前や子どもをお風呂に入れている間、子どもを寝かせた後におもちゃを片付けていたのですが、これに5分とか10分かけていたことが分かりました。しかも、おもちゃを選別してそれぞれ所定の箱に戻す作業は結構面倒臭いのです。
毎日この無価値な作業に時間をかけていると思うと馬鹿らしくなり、ある日を境に、子どものおもちゃの3/4くらいを押入れに直してみることにしました。子どもがよく使う上位25%のおもちゃだけをリビングに置くようにしました。
すると、子どもの不満は特になく、片付けもすごくラクになりました。これまでのように、リビング中におもちゃが散乱して足場がないようなことがなくなりました。おもちゃを踏んで痛い思いをしたり、プラスチック製のおもちゃを割ってしまうようなことは起きなくなりました。
リビングに常駐させるおもちゃをたまに入れ替えると、そのおもちゃに新鮮さを感じてか、子どもたちが興味深く遊びはじめることも分かりました。
おもちゃの断捨離をすると、親のストレスがなくなった
そして何より、親のストレスがなくなりました。
たくさんのおもちゃもが部屋中に散乱しているさま。これは子どもが悪いのではなくて、子どもの手に届くところにたくさんのおもちゃを置いていたことが原因だったのです。
そして、断捨離やミニマリストのようにモノを減らすのではなくて、目の届く範囲に置くモノの量を制限して、その他のモノは目に触れないように押し入れや収納にしまっておくだけで、ストレスが大幅に減りました。
パソコンのように、データは整頓してHDDに保管するようにして、メモリはできるだけ空っぽにしておくことが重要だということですね。実際に部屋のメモリ(リビングなど)は広さが限られていますし、頭のメモリ(ワーキングメモリ)も上限がありますから。
