30代の生き方、働き方

政治にそんなに興味ないが、高齢者層の利害が優先される現状は看過できない

政治って正直つまらないです。中学校の公民の科目のせいですね。新聞の政治欄なんてほとんど読んだことがありません。

でも、多数決で決まる政治はマジョリティーの声が優先されます。つまり、日本だと年々増える高齢者層の人々の利害が優先されているのが現状です。それは民主主義の性質上避けられないものであり、半ば諦めて政治に無関心になっている人も多いんじゃないでしょうか?

私自身、政治にはそんなに興味がありません。ただし、高齢者層の利害が優先される現状は看過できません。ですので、政治とは関わっていきたい。

我々はどのように政治と関わっていけばいいんでしょうか?

そもそも政治の役割ってなんだ?

こちらの本によると、政治の究極の目標は、国民が政治のことを気にしなくて済むようにする、ということです。
そして、戦争を起こさないようにすることも政治の大目標だと言います。

政治は国民の間の利害調整をする場でもあります。

例えば、世代間や業種間で、何を利とし、何を害と考えるかは変わってきます。できるだけ多くの人が利を得て害を回避できるようにするのが政治です。逆に言うと、十分に利害を調整しきれないのもまた政治です。

自分に利がある政党、政治家を応援する

政治が国民間の利害調整をする場ならば、我々国民は自分の利害を主張する必要があります。自分にとって何が利益になり、何が不利益になるかを明確にするということです。

個別にやると面倒くさいことは政治家に任せてしまって、自分は自分のしたいことをやろうという見方もできます。レバレッジをきかせるという考え方です。

例えば子育てをする夫婦ならば、養育費の負担が小さいことや、子育てと仕事を両立しやすい環境を望むと思います。高齢者の方ならば、医療費の負担が小さいことや、生活費の心配をしなくて済むことを望むと思います。

では、どうやって主張するか?自分の利益になる政策をしてくれる政党、政治家はどこかを知り、そこに投票することです。自分の利益を増やすために、政党・政治家に投資するようなイメージでしょうか。税金を差し出してリターンを得るという考え方です。

話は逸れますが、ふるさと納税も同じ考え方だと思います。ふるさと納税は、自分の利益が大きくなるように住民税の「投資」先を選ぶ活動です。より多くの国民の「投資」を獲得した自治体が、たくさんの税金を手に入れることができます。

そうやって考えると、選挙で政党や政治家を選ぶというアクティビティーも面白くなります。

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自分の声の届きやすさ

その反面、選挙で投票しても今ひとつ自分の声が政治に反映されている実感がありません。なぜでしょうか?

選挙は多数決です。より多くの投票を得た人が選ばれます。ということは、自分の利害が国民全体のマジョリティーであれば通りやすくなりますし、逆にマイノリティーならば通りにくくなります。

今の日本は高齢化社会です。人口の割合で見ると、65歳以上が約3割もいます。よって、高齢者の利害が国民全体のマジョリティーになりやすいのが実情です。政府の歳出に占める社会保障費の多さも、このあたりが原因でしょう。

都会より田舎に住む人の方が、政党や政治家を選ぶ力が強いという問題もあります。都会に比べて、田舎の選挙区は総投票者数が少ないため、一人あたりの選挙結果への影響力がでかくなります。いわゆる「一票の格差」です。

これは高校野球に似ています。東京や大阪だと地方大会を勝ち上がるのは非常に難しいですが、田舎だと勝ち上がりやすいですよね。最近では、東京以外の都会の都道府県(大阪、埼玉、兵庫、福岡など)も北と南みたいに2分割されていますが。

田舎には高齢者が多いため、これも高齢者の利害が優先されてしまう原因になっています。

最近は選挙権の最低年齢が20→18歳に引き下げられて世代間格差の調整が図られましたが、効果は微々たるものでしょう。年を追うごとに高齢者層は増えていきますから。

ということで、世代間の格差、地域間の格差により、高齢者の声が反映されやすく、若者の声が反映されにくいのが日本の実情です。自分の声が政治に反映されている実感が感じられないのはこのためでしょう。

我々はどこに注目すべきか?

国会では国家予算が組まれ、新しい法律が日々作られています。各自治体では新しい条例や制度が日々作られています。自分の利害に関わるところをチェックしていけばいいと思います。

例えば、育児支援にかかる予算は増えているだろうかとか、子ども医療費制度はどうなっているか、などです。あるいは、所得控除の変更、基礎研究につく予算といったところでしょうか。

目を向けるべきは、政治家のスキャンダルではなくて予算や法律です。そして、二次情報ではなくて一次情報を見るべきです。テレビ番組で評論家が話したことばよりも、どんな法律か、予算はどれだけついたのかという情報の方が重要です。池上彰のニュートラルな解説は一次情報に触れ、読み解くのに役立つと思います。

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