ツイッターでとても感銘を受けたツイートがあります。
それがこちら、「私が先生だったら教えたい3つのこと。」というものです。
私が先生だったら教えたい3つのこと。その1、働くとは会社に勤めることではなく、人の役に立つことである。その2、人の役に立つことを考え、それに価格をつけて、買ってもらうことを商売という。その3、人の役に立って、必要最低限のお金を稼げるようになれば、人生はとても豊かで自由なものになる。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) April 25, 2018
人の役に立つこと
人の役に立つことってなんでしょうか。
私のような会社員の場合、その「人」とは顧客だけではなく、同じ社内の人も含むと思います。
間接部門の人ですと、社内の人の役に立つ仕事をするということになります。
ただし、会社だと役に立てる相手が限定されることが多いため、アウトプットが画一的になりがちです。
同じ部署で似たような仕事をずっと続けるようだとなおさらです。
そうなると、社内や部内でしか役に立てない人間になってしまいます。
これまで以上に会社に依存しようとしてしまいます。私はこうなりたくはありません。
会社内だけじゃなく多種多様な人に使ってもらえるようなアウトプットを生み出して、広く役に立ちたいと思っています。
だから、例えば、自分の経験や知識を文章にしてブログで発信するのはとてもいいやり方だと考えています。
研究開発をやっていて思うのは、こんだけの売上に貢献したとか、こんだけのコスト低減に寄与したとか、そんなのは全く興味がなくて、誰かに喜ばれたり、開発品に自分の名前にまつわるネーミングをしてもらったり、この開発品といえば君、みたいな認識を持ってもらえるようになると、嬉しくなります。
また、さまざまな人に、自分の技術分野に関わる問題や悩み事を相談されるようになるのもいいですね。
誰かに頼りにされるとやっぱり嬉しいもんです。私もあなたも、また人の役に立ちたいと思い、日々働いているんでしょうね。

「人の役に立つこと」に価格をつけて、買ってもらう
ところで、「人の役に立つこと」に価格をつけて、買ってもらう、という点はどうでしょうか?
会社の仕事だと、自分で価格をつけるわけでもなく、自分で売るわけでもありません。
研究開発だと、予め予算とテーマが決まっていることが多いです。研究成果が予算に見合った額なのかどうかもよく分かりません。
来期の予算とテーマについて開発委託元と協議することはありますが、基本的には今期の内容を引き継ぐことが多いですし、先にお金をもらって後でそれに見合ったアウトプットを出すというスタイルですので、なかなか”成果を買ってもらう”という意識が根付きません。
一方、ブログだとしっくりきます。誰かに記事作成のオファーがあるわけではなくて、自ら自発的に記事を書き、人の役に立つ。
それに価格をつけて買ってもらうため、noteにして販売してみたり、広告を掲載して広告収入を得る。こちらの方が実感を持てそうです。
まとめると、「その1」は会社勤めでも実感できますが、「その2」はブログなどの個人業じゃないと実感しづらい、だから、商売の感覚は、自分で個人業をもたないと身につきにくいということです。
いやー、ブログを書くというのはホントいろんなメリットを内包しているなあと思います。