30代の生き方、働き方

働き方改革の本質は、個人の生産性向上ではなくて、組織にはびこる悪しき習慣の撲滅にある。

仕事の目的のために自由にストーリーを考えて、予算の範囲内で自由にお金を使って、自由に出張して、時間を使う。

アウトプットを生むことを前提に仕事の裁量権を与えてもらえるなら、それは立派な報酬だと思います。少なくとも私は嬉しい話です。

そして、部下の裁量の大小は、会社や組織云々よりも直属の上司の影響がデカいです。

仕事の裁量が全くなかった若手時代

私は過去、予算の使い道についてイチイチお伺いを立てたり、出張日に任務が終わったら電話で一報を入れることを要求上司のもとで働いてきました。

ホントにストレスでした。

やがて上司が替わり、こういったストレスが一切なくなりました。

私自身が前の上司に最適化されていましたので、しばらくは出張後に気を遣って電話したり、予算の細かいところでわざわざ口頭で承認をもらおうとしていました。上司からのイチイチ気を遣わなくていいよオーラを感じたこと、そして自分の洗脳が徐々に解けていったことで、こういったことはしなくなりました。

10年近く、部下に裁量を与えない強権的な上司のもとで働いたことで、無用に気を遣って忖度する態度が身についてしまっていました。あのまま上司が替わっていなければ、色々な場面でサラリーマンとか社畜と揶揄されている、思考停止の会社員になっていたでしょう。

そのくらい、上司の影響は大きいです。

会社=上司だといっても過言ではありません。

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ヒエラルキーの強すぎる組織は腐敗する

最近、有名企業の不正が問題になっていますが、問題の根っこは、強権的な上司と思考を失って盲目的に言われたことをやる部下、という組織風土にあると確信しています。

そして、この強権的な上司の上司が、また強権的であったりします。いい言い方をすると、指揮系統がしっかりしているということになり、企業が右肩上りの時はとても有効な状態だと思います。

一方、何か問題が起こったり、企業の調子が良くない時はマイナスでしかありません。

今の上司は、上司と部下はフラットな関係であるように努めています。

働き方改革の本質は、強権的な上司を解任し、フラットな組織にシフトすることにある

そして、生産性という言葉を大事にしています。

事実、前の上司だったときに蔓延していた、”忖度”から生じる時間のムダ、つまり二重三重の報連相や稟議、資料チェックといったムダがなくなりました。これだけで部下の生産性は格段に上がったと思います。それらをなくしたところで何ら問題が起きませんでしたから。

電通の過労死問題を境に、私の会社を含め旧来の働き方への目が厳しくなりました。

生産性を高めて総労働時間を減らそうという取り組みが人事部主導で展開されはじめましたが、私の部署ではちょうど上司が替わったタイミングだったため、何ら苦労せずに生産性が上がりました。働き方改革の本質は、個人の生産性改善の前に、組織にはびこる悪しき習慣(過去構築された指揮系統の副産物)を上層部が思い切って斬ることにあると思います。

個人の生産性はその次だと思います。

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