気圧の変化で体調や気分(精神的状態)に影響が出る人がいます。
低気圧の時偏頭痛になるという話はよく聞きますよね。
最近では頭痛―る(ずつーる)という名前のアプリで気圧予報を見ることができます。
私の子どもも、気圧が低いときにご機嫌斜めであることが多いように思います。頭痛―るを見て、「やっぱ今日は気圧が低かったんだー、だから機嫌が悪かったのね」と納得することもしばしばです。
気象病対策アプリ『頭痛ーる』をVer2.1へアップデートいたしました!!
ますますみなさまのお役にたてるよう大幅にパワーアップいたしましたので、これからその内容をご紹介いたします。 pic.twitter.com/qCpvgIyLP1
— 頭痛ーる:気圧予報で体調管理・頭痛対策 (@terunekootenki) December 14, 2017
体調や気分が気圧に左右される理由
気圧が上がったり下がったりすると、筋肉や血管の急激な弛緩や収縮が起きることが各症状の原因らしいです。特に、血管が弾力に富む若い人は、気圧に変動に応じて弛緩や収縮が起きやすいため、影響を受けやすいとか。
年を取って血管が硬くなると気圧に対して鈍感になると言うことなんですかね。ですので、気圧の影響を受けやすい=血管が柔軟=動脈硬化が起きにくい、というポジティブな見方もできますね。
五木寛之と塩野七生の対談本『おとな二人の午後』という本にも書かれていましたが、ドイツのアウトバーンでは、「いま、気圧が1,000hPaを割って下がってきましたから、スピードは80km/hに落として下さい」という交通情報のニュースが流れるそうです。
また、ミュンヘンあたりではアルプスからの風が吹いて気圧が激しく変化するため、気圧の低いときには病院での大きな外科手術はできるだけストップするとか、アメリカの保険会社のセールスマンの場合だと、気圧の低いときにはセールスに行くなとトレーニングで教わるそうです。
躁鬱(そううつ)の波と気圧の変動はリンクしているのかもしれない
人にもよると思いますが、躁鬱(そううつ)の波っていうのがあります。躁状態でハイな時と、鬱状態で引きこもりがちな時が交互にくることです。
ひょっとしたら気圧の変動が影響しているのかもしれないですね。高気圧でいい天気だと気分も爽快ですし。
ここらへんは人間がどうこうできる範疇ではありませんので、気圧が低いときには、今日は鬱っぽくなっても仕方が無いんだと開き直って家でおとなしく引きこもればいいんだと思います。
自然とうまく共存するという感覚ですかね。まさに晴耕雨読です。

気圧の変化をうまく利用して考えを深める
気圧との紐付けの話とはまた違いますが、私にも自分で考える時と、他人と交流して考えを交換する時が交互にあります。むしろ自分で考える時の方が長いですが。
私はこれが躁鬱の波とリンクするところがあります。私は一人で引きこもって過ごすのは好きですので、学生の頃は雨天の方が好きだったりしましたね。
若干無理矢理な結論付けにはなりますが、気圧が低いと体調面でのデメリットはあるかもしれませんが、家にこもって自分の考えを深めるよい機会にもなるため、晴耕雨読の精神で自然の変化をうまく活用しようということです。
その後、桜林直子さんのこのツイートを読んでとても共感しました。
https://twitter.com/sac_ring/status/985724830233198593
人に会わずにひとりで考える期と、人に会って話す期が極端に交互にあるんだけど、最近ようやく人に会う期がやってきた感じがするな。モグラが土から出てきた感。会いましょう話しましょう~。
自分で考える→わかったこと/わからないことが見える→人に会って自分以外の考えを聞く、の順番なんだけど、「自分で考える」をとばして他人から答えをもらおうとする人は、話をきくとだいたい「何が分からないかわからない」状態なんだよね。
「何が分からないかわからない」を小学校の算数で経験したのを思い出すと、その状態で新しい情報をどれだけ入れても混乱するだけなんだよね。
ハテナだらけで「自分にはもう無理わからない」と諦めるしかなくなるから、まずは「何のどの部分がわからないのかを知る」に集中した方がいい