ストレングスファインダーとは、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』に書かれた、自分の強みを知るツールのことです。ストレングスファインダーを使うと、人々がもつ34種類の資質から、自分に当てはまる資質ベスト5を見つけ出すことができます。客観的な視点で自分の強みを知ることができ、とても参考になります。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』を購入すれば、ウェブ上でストレングスファインダーを実施することができます。いつくかの質問に答えることで資質ベスト5が抽出されます。ストレングスファインダーは勝間和代が本書を広く紹介したこともあり、知っている人も多いかと思います。
私も本書を買って、ウェブテストを受けてみました。
ストレングスファインダーの結果
1.最上志向
強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求する。単なる強みを最高レベルのものに変えようとする。
2.調和性
意見の一致を求める。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探る。
3.適応性
「流れに沿って進む」ことを好む。「今」を大切にし、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択することにより、将来を見極める。
4.共感性
自分を他人の状況に置き換えて考えることにより、他人の感情を察することができる。
5.収集心
より多くの知識を求める知りたがり屋。ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人。
それぞれの資質の意味を知る
1.最上志向
「最上志向」であることは私自身も認識しています。中学、高校の時は行きたい大学に向けてめっちゃ勉強しましたし、大学4回生の院試の時も猛勉強しました。会社の昇進試験も然りです。とにかく、上を目指そうとする意欲は昔からありました。
2.調和性
「調和性」が抽出されたことも理解できます。基本的に人と対立したくないです。ケンカは嫌いですから。身近な人同士が対立すると嫌な気持ちになりますので、双方に歩み寄りを期待します。
やっぱり、バチバチしているより穏やかな状態がいいですからね。
3.適応性
「適応性」も分からんでもないです。多少予定が狂ってもイライラしませんからね。そういえば私の父は逆のタイプで、旅行に行くと予定していたことから外れるのを好まないタイプでした。
4.共感性
「共感性」は、空気を読むという意味で合っていると思います。「調和性」を望むあまり、過度に空気を読みがちな性質があると認識しています。
5.収集心
最後の「収集心」も理解できます。情報を整理して保管するのは好きです。
ということで、ストレングスファインダーの結果は私の素質をうまく抽出できていると思います。
結局、強みとは?
強みというのは、他の人に比べて相対的に優れているところです。自分では力を抜いて自然とやっていることでも、他の人だとそれなりに気合を入れてやらないとできないことってあると思います。例えば、最上志向を持つ人は他人との競争になると上の順位を目指そうと自然と躍起になりますが、最上志向を持たない人はそうはならないと思います。
強みがわかれば、そこにフォーカスすることで他人よりも楽に成果を出すことができます。また、自分の強みが生かせる環境に移って、さらに生産性を上げることもできます。最上志向を持つ人であれば、競争原理が働くところに身を置くと好都合です。自然と頑張ろうとするようになりますから。
一つ注意しないといけないのは、ストレングスファインダーはあくまでも「強み」を知るためのツールであって、「好きなこと」を知ることではないということです。たとえ最上志向の資質あっても、好きでもないことを競争原理のもとで頑張っても疲弊するだけです。強みと好きなことが重なるところに身を置きたいものです。
