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【出張に向かう新幹線で読みたい】会話のネタに使える、東海道新幹線の進化のすごさ

ビジネスの雑談の中で、新幹線の話題がよく挙がります。新幹線、出張の移動によく使うと思います。新幹線を含む高速鉄道は、海外ニュースでも常に出てくるホットな分野です。雑談のネタとして知っておくだけでも面白いかと思います。

ここでは、多くの人が使う「東海道新幹線」がどのように進化してきたのか、これをまとめてみました。

第一世代(0系、100系)から第二世代(300系~N700系、N700A)の間で変わったこと

車両の性能に着目すると、第一世代と第二世代の2つに分けることができます。第一世代は0系と100系です。第二世代は300系、500系、700系、N700系、N700Aです。

0系が登場したのは1964年、300系が登場したのは1992年ですから、1992年を境に、新幹線車両が大きく変わったと言えます。第一世代と第二世代の間で変わったのは最高速度です。第一世代の最高速度は210-220km/hでしたが、第二世代になって270km/hにアップしました。これにより、東京-新大阪間の所要時間は3時間から2時間半に短縮しました。

では、新幹線はどうやってスピードを上げたのでしょうか?ポイントは、車体を軽くしつつ、馬力を上げたことです。第二世代では、車体の材質を鉄鋼からアルミ合金に変え、台車のてっぺんに乗せていたボルスタという大きな板をなくしました。これにより、車体がかなり軽くなりました。

また、第二世代ではモーターを直流から交流に変えました。理屈は理解できていませんが、交流モータにすることで電力が上がり、動力(馬力)もアップしたようです。

最後に、第一世代ではブレーキをかけて熱として捨てていたエネルギーを、第二世代では電気に変えて回収する仕組みにしました。これにより、馬力を更にアップさせつつ、熱を捨てる抵抗器という部品をなくすことで車体がさらに軽くなりました。トータルで見ると、300系は100系に比べて電力30%アップを実現しながら車体重量は半減になりました。これが新幹線のスピードアップにつながりました。

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N700系のすごいところ:カーブでもスピードが落ちない

今走っているN700系は、カーブに応じて車体を傾けることができるため、カーブでスピードを落とさなくてもよくなりました。その結果、東京-新大阪間の所要時間は更に5分短縮し、2時間25分になりました。将来、といっても2045年頃にはなりますが、リニア新幹線が東京-新大阪を結ぶようになります。リニア新幹線は最高時速が600km/hという猛スピードで走行可能なため、東京-新大阪間の所要時間は1時間位に短縮される見込みです。

ちなみに、リニア新幹線は超電導で浮いて走行します。線路との摩擦がなく、エネルギーのロスがめちゃくちゃ減るため、スピードが出しやすくなります。ただし、150km/hくらいまではタイヤ走行する仕組みになっています。

新幹線の採番のヒミツ

東海道新幹線の車両形式を見ると、200系、400系、600系、800系が入っていません。

実は、200系、400系、600系は東北・上越新幹線、800系は九州新幹線です。国鉄が分社化されて、JR東、JR東海、JR西などで番号の割り当て方が変わったため、イレギュラーな並びになっています。

なお、600系は正式にはE1系と呼ばれていて、600系という名前は実は存在しません。これ以上いくと採番がややこしくなると考えたJR東が、600系にあたる新幹線からE1, E2,・・・という採番方法に切り替えたことが原因です。

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