30代の生き方、働き方

【理系就活生必見!】納得のいく就職先の決め方実例。

大学院生の修士1回生後半は就活の時期ですね。研究室での実験に勤しみながら、インターネットやOB・OGの話を聞いて様々な会社の情報を収集したり、実際にエントリーして自由応募で受けたりとなかなか忙しい時期です。

私は学校推薦で会社を受けましたが、どこの会社を受けるか、迷いに迷いました。結果的に、今の会社にして正解だったと思います。

どのような思考手順で就職先の会社を決めたのか、就活生の参考になればと思いまとめてみました。とにかく周りの声や一般論に振り回されないことです。自分の内なる声によく耳を傾けて決めることです。

興味のある会社を絞り込む

修士1回生の冬は就職活動の時期でした。2月末までに学校推薦で受けたい会社の希望調査票を書いて提出しなければなりません。本当は複数の会社のセミナーや研究所見学をして実際に自分の目で確かめながら会社を選びたかったのですが、研究室の雰囲気上、そういったことがしづらかったです。

しかし、研究室にはOB・OGの方がリクルーターとして多く来てくれたおかげで、それぞれの会社がどんなところかといったことをわずかながら把握できたように思います。インターネットや四季報なども活用して情報収集をしました。

「私が希望する地域」「材料メーカー」「あまり大きくない会社」という3点で絞った結果、2社が浮上しました。

提出〆切の1週間前までは2社のうち1つを第1希望にするつもりでした。しかし、不運にもその年はこの会社を希望する人が同じ専攻内に3人もいたんです。しかも、3人ともその会社が専門にしている研究をしている人たちでした。そこで、この会社に対する熱意がなくなりました。

一方、もう1社については、研究内容は面白そう、勤務地も希望にかなっている、みな楽しくやっているという評判、という点で魅力的でしたが、激務と噂の医薬系部門に行かされる可能性があることと、遅くまで研究している割には残業代がほとんど出ない(いわゆる裁量労働制)という点がどうしてもひっかかっていました。

そんな中、材料メーカー以外の業種もありだと思うようになりました。電機メーカや複写機メーカなど。 中でも、ある複写機メーカーに興味が湧きました。

開発寄りではあるが材料系の仕事は多く、現に材料系出身の人が結構多いという事実、電子ペーパーやサーマルリライタブルペーパーなどの面白い研究をしていること、ボーナスもよく残業代もちゃんとつく点で魅力を感じました。

提出の前日まで、どっちの会社にするかで迷いました。OBに電話して色々聞いたり、直接会って話を聞いたりしました。

迷いに迷って疲れ果てた次の日、いよいよ提出の日がやってきました。

決断の日の朝、もう一度冷静に考える

朝の時点では「材料メーカの方にしよう」と思っていたのですが、研究室の先輩に、本当にそれでいいのかい、と言われたのをきっかけに、もう一度冷静に考えることにしました。

不思議なことに、提出先の大学キャンパスに向かうバスの中で冷静に考えることができました。

まず、こう思いました。

会社に入ってどんな研究するかなんて入社するまで分からないし、現在進行している新しい研究はパンフレットやホームページを見ても分かんないよなあ。だから、会社がどんな研究をしているかにはこだわらずに、材料系で入った人がのびのびと研究している会社という視点で選ぼう。

次に、海外が好きな事、英語が比較的得意なことから、海外に行く機会がある、英語を使う機会が多い、自分の作ったものが国内のみならず海外にも売り出されるような会社がいいな、と思いました。

3つ目に、 社会に影響力の大きい大企業。4つ目に、 理不尽な思いをしない(例えば割に合わない残業代など)、最後に、勤務地は大事だ。

この5点が揃っている会社がいいなと思いました。

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するとある会社が浮かんだんです。その会社は、第3希望に書こうと思っていた会社でした。

バスの中でリクルーターの話を思い出したり、パンフレットを見たりしてその会社がよいなと確信しました。そして、その会社の名前を第一希望の欄に書いて提出したのでした。

わずか1時間の短い間での大決断でした。

提出後しばらくは、すっきりしたという気持ちと、「本当にあれでよかったのかな」という不安の気持ちが入り混じっていましたが、研究室に帰ってみんなに報告してからは、不安がなくなりました。

みんなは、私が候補に考えていた2社のどちらでもないことにひどく驚いていました。そりゃそうです。その後も後悔することはなく、むしろ最善の選択をしたと当時は思いました。提出後にその会社の研究所見学へ行った時、のびのびと仕事をしている社員の姿を見て、ここで働きたいという気持ちをいっそう強くしました。

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それにしても、こんなに悩んだのは久しぶりだというくらい悩んだ1ヶ月でした。