資本主義においては、景気がよくなる方向に向かって人々が経済活動をします。
景気がよくなるということは、物価は上がり続けるということになります。
実体経済では、生産者と消費者が「商品」と「お金」を交換しています。この交換の規模が大きい状態が、景気がいいということです。
景気がよくなるということは、「商品」と「お金」の交換規模が大きくなっていくということです。
したがって、人々が儲けて支払うお金の額がどんどん増えていくということになります。
ということは、現金をそのまま持っておくことは損するということになります。
なぜだか分かりますか?
お金を現金の状態で保有していると損する
働いて100万円のお金を得たとします。そして、この100万円を現金の状態でタンスに入れて保管したとします。
10年後。経済成長率2%で経済が成長したとします。つまり、GDPは(1.02)^10=1.22倍に拡大していることになります。
つまり、普段の生活で使っている金額が今の約1.2倍になっているというわけです。収入も、きっと1.2倍になっていることでしょう。
そうなると、タンスに入っていた100万円で買えるモノ・サービスって、10年後は今よりも少なくなるわけですよね。
お金の価値が時間とともに下がっていくのが資本経済なんです。
タンス預金じゃなく、金融商品の形で保有するべき!
したがって、稼いだお金は価値が失われない状態にして保有するべきです。
具体的には、銀行預金や債券、株といった金融商品です。
こういった金融商品は実体経済で価値を生むところに紐づいたものですので、その価値が利子や配当の形で還元されます。
その結果、お金の価値が下がって自分の資産が目減りすることはなくなります。
ただし、銀行預金はビミョーです。利子がほとんどつかないからです。昔みたいに、定期預金で5%の利子がつくような時代ではありません。
リスクをとって、債券や株に投資し、高いリターンを狙うべきです。ただ、むやみに高いリスクを取るのは危険なので、長期でうまく分散投資をして資産運用をすることが超重要なのは言うまでもありません。
どのように資産運用をすべきかについてはこちらの記事に書いていますので、是非参考にしてください。
https://punhundon-lifeshift.com/shisan-portfolio