長期で資産運用をすることのメリットは、複利の効果でお金が大きく増えていくことにあります。複利によりどのくらい資産が増えるのか、ビジュアル化してみました。
ここでは前提として、今現在の年齢が35歳の人で、現在持っているお金のうち1,000万円を資産運用に回し、給料のうち毎月5万円ずつを資産運用に投じていくとします。
・年齢 35歳
・元手 1,000万円
・積み立て 5万円/月
資産運用の年利と総資産額の関係
こちらに、年利を0%、1%、2%、3%、4%、5%とした場合の年齢-総資産額の棒グラフを示します。なお、年利0%とは単に銀行預金に入れるだけで、特段資産運用をしない場合をさします。
50歳時点、65歳時点の総資産額も付記しています。ぱっと見ただけでも、資産運用した場合はしない場合(0%)に比べて資産が増えているのがわかります。
どのくらい違いが出るのか?については次のタグで詳しく見ていきましょう。

資産運用をしなかった場合に比べて、どれだけ増えるか?
こちらは、各年利で運用した場合の総資産額から、年利0%の場合の総資産額を引いた数値を棒グラフで示したものです。つまり、資産運用をしなかった場合に比べて、どれだけ増えるかを表したものです。

見ての通り、年数が経つにつれてお金が大きく増えているのが分かります。
例えば、年利5%だと65歳時点で5,604万円プラスになります。35歳から65歳の間の30年で5,604万円、つまり1年あたり5,604万円÷30年≒190万円もアップする計算です。
1ヶ月あたりにすると、190万円÷12=15万円のプラスです。月に15万円プラスと言われると、複利の威力を痛感できるのではないでしょうか?
さらに、資産運用で得た利益は不労所得です。やることと言えば、資産のポートフォリオを時々見直すくらいです。働かずして月15万円です。やらない理由はありません。
違う見方として、働く人の生涯賃金は平均して2億円くらいになると言われています。先ほどの5,604万円というのは、生涯賃金の約1/4です。これだけでもインパクトは大きいですが、実際は、2億円のうち生涯の出費を除いたところに5,604万円がのっかってくるわけです。5,604万円が丸々余裕資金となるわけで、このインパクトは計り知れません。

まとめ
複利運用のインパクトをビジュアルでまとめてみました。年利5%というのは実現可能なレベルだと思います。家のローンや保険にお金を持って行かれている場合じゃないことが分かります。
資本主義では元手の資金をたくさん持つ者が俄然有利になります。そして、時間とともに増え幅も大きくなります。皆さんも、これを機に資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?
