30代の生き方、働き方

ダイバーシティの時代を生きるコツは鈍感力

最近、アンガーマネジメントということばをよく耳にします。怒りの感情というのは厄介です。コントロールしたくてもなかなかできるものではないです。

怒りの感情を抑えられずに、暴力事件を起こしたり暴言を吐いて人生を棒に振った話もよく聞きますよね。基本的に、怒ってもメリットがないことが多いです。一時の感情にのせられて怒りをぶちまけると、99%の確率で後々後悔します。

他人の言動が気になる

新幹線に乗ると、言動がイチイチ気になる乗客に遭遇することがあります。例えば、めっちゃ肘掛けを占領してくるヤツ。3列の真ん中が空いていたら、自分の荷物をどかっと置くヤツ。パソコンのキー打音がめちゃくちゃうるさいヤツ。座席を思いっきり倒してくるヤツ。

ただ、よく考えると、3列の真ん中に荷物を置かれたところで自分には実質的な被害がないわけで、別にスルーしても構わないんですね。スルーできないのは、不公平感や正義感からくる怒りの感情が沸々とわいてくるからです。例えば・・・

 ・俺は荷物を足下に置いているというのに、何でお前だけ真ん中の座席の上に荷物を堂々と置いているんだという不公平感。
 ・空いていても、ここはお金を払って座るべき席なんだから勝手に使うなという正義感。

こういう感情って、本当に不健全だと思います。実質の被害はないわけだし、不公平感や正義感というのはひとそれぞれで必ず主観が伴うからです。相手からすれば、何でそんなひどく思われないといけないのよと反発したくなるでしょう。

新幹線によく乗る人は、こういうヤツがいること自体がデフォルトなんだと腹で理解していますので、あまり気にならないんでしょうね。

また、新幹線だと、気になる乗客と空間をともにするのはせいぜい1-2時間です。鈍感力が多少低くても、なんとかなります。

一方、家の近所や職場など、常時隣り合わせになる状況では、それなりに高い鈍感力が必要になります。騒音や臭いトラブルなど、実際に被害を受けているようなら毅然と対応すべきですが、目に見える被害を受けてないけど何か気にくわない点があるとストレスですよね。

https://punhundon-lifeshift.com/post-449

鈍感力をつけるには

旅先でドミトリーの相部屋で寝泊まりする生活が続くと、赤の他人と同じ部屋で寝ることにストレスを感じなくなるのと同じで、鈍感力というのは慣れの問題なんだと思います。雑音の中で生きていた方が、最初はうっとうしく思うけれども、だんだん気にならなくなってラクに生きることができる。ダイバーシティの時代を生きるとはそういうことなんでしょう。

相手の違いを尊重するなんて言いますけど、実際問題、そんなきれいごとで何とかなる話ではないと思います。他人は自分と違うんだと観念して、時間をかけて感覚を鈍らせていくのみ。

相手のことを理解して受け入れましょう、というのも多分無理だと思います。違いが大きすぎると絶対共感なんてできないでしょうし。理解はできないし共感もできないけど、相手がそういう考え方をする人なんだと認識して、お互いに刃が当たって傷つかないように配慮しあいましょう、そして刃が見えづらくなるように鈍感になりましょうというところが着地点になると思います。

はじめは感情的にぶつかるかもしれない

はじめは、鈍感力だけではどうしようもなく、相手に感情的に気持ちをぶつけるかもしれません。そうすることで、相手が違った考え方のもとに生きていることを腹落ちできます。

どうしても折り合いがつかなそうならお互いに離れた方がいいと思うし、相手の新たな一面があって、一緒にやっていけそうという感触が得られたなら、鈍感力でうまくやっていけばいい。

この、感情的にぶつかるというのはなかなか難しいことです。こちらのツイートに、思考停止ならぬ「感情停止」という言葉が書かれていて、なるほどと思いました。みんな社会で揉まれて、感情を無用に外に出すまいと必死になる結果、「感情停止」になるというわけです。

みんな満員電車で養鶏場のニワトリのように「感情の殺し方」を学んで行く 寿司詰めにされているじぶんに違和感を感じないように。 日々そのスキルを習得していく。 イライラもないかわりに喜び方も忘れていく。 感情は、あなたという船の船長のはずなのに。 思考停止よりも1000倍怖い。感情停止。

これが壁になって、ダイバーシティが進む社会がつらくなる人。今後、続出しそうです。

私も普段は感情を表に出さないタイプですが、子どもができてからは結構感情的になることが多くなりました。子どもなので、要らんことをしたり言うことを聞かなかったりしてイライラするわけです。それが目に余るレベルになると、「こらっ!」と叱ります。逆に、喜びの感情もはっきり表に出すようになりました。子どもと一緒だといい意味でも悪い意味でも感情が刺激されて、より人間らしくなる気がします。

ダイバーシティの時代を生きる上で、子育てはいい相乗効果を生んでくれそうです。

子どもは勝手に育つ。"育児の平均"を押しつけず、子どもが自分のペースで開花させられる環境を作るべき。子育てに関する記事やツイートを読み、日々の生活を営む中で、親の役目とは、まさに題名に書いた通りの内容に尽きると考えました。 以下、...
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