30代の生き方、働き方

好奇心をもてと簡単に言うけど・・・興味、関心を持つにはどうすればいいか?

ビジネス書や自己啓発本を読むとよく出てくることばがあります。

「好奇心をもとう」「もっと興味、関心をもとう」

好奇心が大事なのはよくわかるのですが、じゃあどうやったら好奇心旺盛になれるのでしょうか?

はじめに言っておきますが、どこかの経営者が言う「何事にも興味をもて」なんて土台ムリな話です。そんな精神論、根性論は毒でしかありません。

他者からの介入を受けず、自分の裁量で動いている状態が興味・関心を呼び寄せる。だから自分の裁量で動ける環境に身をおこう、が正解だと思います。

具体的に説明します。

自分でやらなくていい環境にいると興味がわかない

他人がやってくれて、自分は特に何もやらなくていい環境にいると、だんだん自分の頭で考えなくなります。

つまり、意思決定の機会を失うと、知らず知らずのうちに受け身になってしまいます。

身の回りのことを自分でこなしていた高齢の方が、ヒザや腰を悪くして動けなくなって以来ボケが進み始めた、という話に似ています。

わかりやすい例が、運転です。

自分で運転すると、ルートや周囲の風景が自然と記憶されます。これが他人の運転だと、全然頭に入らないんですね。何事も自分で裁量を持って動かないと血肉にならないってことがよく分かります。

その他の例でいうと、年末年始やお盆に実家に帰った時を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。

人によるかもしれませんが、実家では母が料理を作ってくれ、洗濯や掃除もしてくれます。学生の頃なんて実家に帰ると家でゴロゴロするか夜に同級生と飲みにいくかくらいのもんでしたので、怠惰なものです。

そして、実家だと実家のルールでものごとが動いているため、自分に裁量権がありません。普段実家にいない身としては、少々居心地が悪く感じるところもあります。

こんな状態にいると、思考が停止します。ぼけーっとしてしまいます。

自分で裁量をもって動ける環境をつくる、が正解

高校生の頃は、「大学生になったら実家に留まってないで一人暮らしした方がいい」と両親に言われていました。

私も大学に進学したら一人暮らしをしたいと思っていました。大学受験の勉強を頑張った理由が一人暮らしをするためだったと言っても過言ではありません。

実際に大学生になってから一人暮らしを始めましたが、ホント正解でした。

何時に寝てもいいし、何も言わずに好きなところに出かけられるし、外食先で自分の好きなメニューを食べられるし、テレビで好きな番組を見られるし・・・。とにかく、行動一つ一つを自分の意思で決められるというのは快感です。

一方で、面倒くさいことにも出くわします。貯金が底をつかないようにお金の管理をしたり、授業の情報や大学の手続きの方法を自分で取りにいったり、部屋の掃除をしたり・・・。こういった、自分が向き合う課題ができると、自然とその課題そのものや対処方法に関心が向くようになります。

会社でも同じです。自分が取り組んでいる課題が面白くなくても、課題解決に必要な技術分野や知識については不思議と関心が向くようになります。課題解決の義務感から生じる好奇心といったらいいのでしょうか。そういうことは往々にしてあります。

なので、「何事にも興味をもて」なんてことは土台無理な話です。

自分の裁量で動いている中で、必要に迫られて調べるという活動そのものが「興味、関心が向く」である、といった方が自然だと思います。

話のネタにする、という視点もおもしろい

前章では、どちらかというと「自分が課されている課題解決への義務感」から生じる好奇心について述べました。

ここでは、「話のネタをつくる」という、どこか承認欲求に近い心理から生じる好奇心について述べます。

最近は、ブログやツイッターで情報をgiveすることで承認欲求を満たせる時代になりました。ネット上にコンテンツを上げて、誰かの役に立つ。そうすると自分への注目度が上がる。ネット上で有益な情報を簡単に検索できるようになったのは、さまざまな人がコンテンツをアップしてきた賜物です。

誰かの目に留まるようなコンテンツを作りたい、という承認欲求がそのまま好奇心になる、という考え方も面白いですし、今後はますます主流になると思っています。

お腹が空いた時に、よく行くラーメン屋ではなくて、最近できたとんかつ屋に行ってみるとか、泊まるホテルを決める時に、コスパのいいホテルではなくて、話のネタになるようなホテル(フロントでロボットが接客する「変なホテル」とか)を選ぶなど。

とにかく、ブログを開設したりツイッターのアカウントを作ることが好奇心アップの代位一歩になると思います。

まとめ

アクティブになれとか、どんどん外に出ろとか、人に会えとか、精神論で人をモチベートしてくる言説には耳を傾けない方がいいです。余計に自信を失って閉じこもるだけです。毒でしかありません。

こじんまりとした範囲でも構わないので、自分の裁量で動ける環境に身をおくこと、コンテンツ発信のベースを整えることが自然と好奇心アップにつながる。これが本記事の結論です。